Atelier TACTO>>Diary


 もう随分前だったと思いますが、某タブレット菓子のCMで「アイデアが生まれるのは、どこですか?」というものがあったのですが、覚えている方はいらっしゃるでしょうか。お風呂やトイレ、ベッドなんかでひらめくことが多くて、会議室では0%というのがオチになっているあたりが妙に説得力があるように思いました。
 私の場合だと何かをひらめくのは、「移動中」が断トツで多いように思います。とくに、徒歩や自転車、つまり自分の足で移動しているときはいいアイデアがわいてくる気がします。なので、作品制作などで行き詰まるとふらふらと外に出掛けていきます。深夜や早朝でも関係なく、あてもなく散歩に出かけてみたり。ただ、考え事に没頭して電柱にぶつかったり側溝に落ちそうになったりしたことが1度や2度ではないので気を付けないといけないなと・・・

 皆さんはどんな時にアイデアが生まれますか?


 年末といえば大掃除!
 私のアトリエも・・・といいたいところですが、慣れない帳簿の整理やらバイトやらで大掃除どころではなく、年末は諦めて年度末にしようと思います。そして、掃除して不要なものを処分するどころか、衝動買いしてものを増やしてしまうという・・・
 画溶液の補充に立ち寄った画材屋さんで、素敵な額縁を見つけてしまい、思わず買ってしまいました。見た瞬間、絵のアイデアが降りてきました。この額縁には『月とオルゴール』というタイトルで描いてみようと思っています。お楽しみに!
 いいアイデアが浮かんだのはいいのですが、そもそも画材屋に行った目的だった画溶液を買い忘れました。明日また行ってきます・・・。

 今年は実は色々あったのですが、私に余裕がなくサイトの更新などが滞ってしまいました。来年はもうちょっと頑張ろうと思います。
 今年もたくさんの方々に大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。来年も応援していただければ幸いです。それでは、皆様よいお年をお迎えください。
私も参加させていただいていたグループ展『ヨリドリ+』は昨日無事に閉幕しました。
非常に濃く熱く、パワフルな展覧会になり、大型台風を退けさへもしてしまいました(笑

今回の展覧会では様々なものが得られたように思います。
いろいろな方にアドバイスをいただいたり、自分自身で感じたことなどから、多くの課題が見えてきました。おかげで、全くの暗中模索で一寸先も見えなかったところにいろいろと道しるべが見えてきました。絵を描くということは当然ながらその見せ方や、個人事業としてやっていく以上どうしても考えなければいけない、営業活動やその他いろいろな人付き合いの仕方などについても含めて、多くのヒントを得ることができたと思います。
ここから、今回の経験をどのように消化して活かしていけるのか。休む暇もなく試行錯誤の日々が続きます。

最後になりましたが、今回ご一緒させていただいた皆様、観に来てくださった皆様に心から感謝申し上げます。




次の作品の構想…
~引越し~

そこにある道を歩いていくのもいいけど

道がないところを進んでも構わない

それよりも船に乗って風の吹くまま

好奇心の向くまま旅をしよう

帆を広げ錨を揚げる明日の風向きは何処へ


 3月も今日で終わり、明日は4月1日。
 新年度が始まります。この時期は新たな門出という方も多いのではないでしょうか。私自身も先日、大学を卒業して、いよいよ実家からも独立して暮らしていくことになります。結局、就職はせずに、アルバイトをしながら作家活動をしていこうとしています。
 準備中の新作『引っ越し』ですが、描くのは今までの作品にも何度か登場した飛行帆船です。風と好奇心に任せてどこにでも行ける夢の乗り物。そんな船で引っ越しをしようと準備に追われるシーンです。私自身は実際には当分引越しをする予定はありませんが、それでも独立して自力で暮らしていくということで、新しい船に乗って出帆しようというところです。
 それこそ、だだっ広い大空をなんの目印もなく彷徨うことになるだろうと思っていたのですが、とてもありがたいことに、いろんな方のおかげで、とりあえず目指すべき灯台のようなものがおぼろげに見えていたりします。見送りもいれば水先案内人もいる、とても恵まれた出発になりそうです。もちろんいつも順調ではないでしょうし、いざ錨を揚げた後のことはどうなるかわかりません。それでも、マイペースに、風の読み方や星の測り方を覚えながらしぶとく頑張ろうと思います。
 回りくどい言い方になってしまっていますが、今まで以上に良い作品を生み出せるように研鑽を積んでいきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
昨日は所属していた美術部の後輩たちが追いコンをしてくれました。
 みんなでご飯を食べた後、手分けして作ってくれたというケーキをいただきました。その名も『ネコ大爆発』!

 カスタードのタルトに猫の形にくりぬいたクッキーやフルーツがこれでもかと詰め込まれていました。実は以前、バイトをしていた大学図書館で新刊として入ってきた本にこういう本がありまして、面白くて気に入ってしまったので美術部のメンバーにも話していたのでした。そして、これを再現しようということになったそうです。まさか自分の発言からこんなことになろうとは!猫大好き甘いもの大好きな私にはたまりません!ものすごく嬉しい贈り物でした。そして、このセンスはさすが美術部だと思いました。ちなみに、大学の野良猫を拉致してくるという案もあったとかなかったとか・・・。メッセージカード集もいただいて、これまたどれも個性的で見ていて飽きません。
 お世辞にもいい先輩ではなかっただろうにこんなにしてもらえて感動しました。本当に自分は恵まれているようです。


11月も終わりに近づき日に日に寒くなってきましたね。
出かけるときにはあったかいコートが手放せません。
そしてこれが最近の私の服装です。
グレーのコートはアマゾンで買った既製品を少し改造したもの、
黒いマントは自作です。
このマントは・・・



こんな感じのケープ付のコートがあったらいいな・・・
でも男性物がない・・・
じゃあ作ってしまおう!
・・・ということで作ってみました。
八角形と三角形のパーツの組み合わせ、
直線だけで構成することで簡単に作れるように工夫してます。
表はデニムですが裏地に着なくなった薄手のセーターを使っているので、
とても暖かく仕上がりました。


ヨリドリミドリ展は本日無事終了しました。
今回もたくさんの方と知り合うことができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。作家さんもお客さんも東京で展覧会をしている時とは雰囲気が違って新鮮でした。
楽しい時間はあっという間で、空っぽになったギャラリーがちょっとさみしいですね…。
来年も是非とも参加したいと思います。



「いつか見た夢展」で東京滞在中、
東京スカイツリーにあるプラネタリウム”天空”にも行ってきました。
私はプラネタリウムが大好きなのです。
もちろん本物の星空も好きなのですが、
それとは別にプラネタリウムが好きなのです。
スカイツリーの”天空”は最新の設備を使っているだけあって
とても綺麗な映像を楽しめました。
星空はもちろんですが、
天球全体に映し出される映像も美しいものでした。



でも、何か物足りない気がしたのです。
どうも星空の解説がすべて録音だったようなのです。
幼いころに行ったプラネタリウムといえば
”プラネタリウムのおじさん”
―もちろん女の人だったり若い人だったりもしますがーが
スライドや矢印を動かしながら解説をしてくれました。
当時はあまり意識していませんでしたが、
私はプラネタリアンの生の語りが大好きで、
そして憧れていたのです。
私にとっての憧れの職業といえば
もちろん絵を描く仕事なのですが、
それと同じぐらい、
もしかしたらそれ以上に憧れるのはプラネタリアンです。
まぁ、今から目指せるものではないのですが。
何かの機会にかかわることができたらいいな、
と思ったりします。

参加いていたグループ展「いつか見た夢展」は先日無事終了しました。
今回も素敵な作家さんたちとご一緒でき、いろんな方たちと出会うことができて幸せです。
作家さんやお客さんたちとお話したり、作品を見てアイデアがいっぱい降りてきて創作意欲が掻き立てられています。


せっかく東京に出たので美術館やギャラリーもまわりました。
科学館の「深海」展、友永たろさんの「ヘンテコリウム」、デザフェスギャラリーの「ZINE展」、銀座モダンアートの「ZINE展3」、「アートアクアリウム」、上野の森美術館「魔法の美術館」、カエルグッズ専門店「かえるのトンネル」、ブリジストン美術館「色を見る、色を楽しむ」、イラストレーター知絵子さんの個展「The Fluffies」などなどなるべく在廊時間も確保しつつかなり欲張ったのでとんでもないハードスケジュールになってしまいましたが・・・。実は帰りのバスも時間ギリギリでした(汗

あと、東京ではゲストハウスに宿泊していたのですが、ホテルと違って同宿の方との会話があり、こちらでも素敵な出会いがたくさんありました。

今回の東京旅ではほかにもいろいろ素敵なことがあったのですがきりがなくなりそうなのでこのぐらいにしておきます。

最後になりましたが、今回もお世話になった銀座ミレージャギャラリーの大城さん、ご一緒させていただいた作家のみなさん、展覧会を見に来てくださった方々をはじめ、お会いできたすべての方々に心から感謝いたします。

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帰ってきたばかりですが、またすぐに今度は大阪で展覧会に参加しますので、こちらもよろしくお願いいたします。
詳しくはTopページからご確認ください。
二つ付けていた携帯ストラップの一つがどこにいってしまいました
カバンの中に落ちているのかもとも思いましたが見つかりません
大切なものだったのですこし落ち込んでいます
国栖晶子さんという絵本作家さんの絵が入ったストラップでした
京都で個展をされていた時に購入したものです
あの時は確か高校の入試説明会に行った帰りに寄ったのでした
つい最近のことのように覚えていますが
もう7年も前のことですね
当時は私にとって随分辛い時期だったのですが
その優しい絵に元気づけられたものです
大切なお守りでした
失くしてしまったのは寂しいですが
もう必要ない、大丈夫ということかもしれませんね

私も絵でこんな風にほんの少し誰かを元気づけられたらいいな
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